俳優ディーン・フジオカ(39)主演のフジテレビ系連続ドラマ「シャーロック」(月曜午後9時)の第2話が14日、放送される。

アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズが原作。ディーンは犯罪捜査専門のコンサルタント誉獅子雄(ほまれ・ししお)役。バディを組む精神科医・若宮潤一を岩田剛典(30)、警視長捜査一課の警部・江藤礼二を佐々木蔵之介(51)が演じる。

主題歌「Shelly」を書き下ろしたフジオカは「たくさんの曲を作って、自分の中でコンペをして、これのどれかだったらいけるんじゃないかと選定してから、フジテレビに最終的に選んでもらいました。(18年4月期の)『モンテ・クリスト伯』の『Echo』の時は、針の穴に糸を通すように当て書きでドンピシャのものを作ったけど、全く違うプロセスで『Shelly』を作りました。そもそも『Shelly』は誰なんだって(笑い)。ちょっとそこを想像していただけるとメタファー(隠喩)みたいなものがある。音楽の表現をする時に『こういう風に聞いてください』と理路整然と説明がつくところじゃないところに感動ってあるのかなと思う。自分の中で、つかめそうでつかめない運命の象徴みたいな、なんかあらがえない宿命みたいな、そういうものとの一個人の関係性みたいになったらいいなと思って作っている。聞いていただける時と場所が違ったら、同じ曲でも同じ人でも、全く違うような響きになってくれるんじゃないかなっていうのを所々にちりばめています」と話している。

第2話では、上の階からの水漏れにより宿無しとなった誉獅子雄(フジオカ)は、医師の転落死を巡る事件で知り合った若宮潤一(岩田)のマンションに転がり込んだ。そんな中、捜査一課の江藤礼二(佐々木)から獅子雄のもとへ、新たな捜査依頼が舞い込んでくる。

ある女性が急行電車にはねられ死亡した一件。所有していた身分証から、亡くなったのは29歳の高橋博美だと判明する。博美はかつて、とあるトラブルを抱えており、敏腕弁護士の青木藍子(菅野美穂)に弁護の依頼をしていた。

藍子は、依頼を受けた人にはたとえ弁護が終わっても一生寄り添うことをポリシーとする弁護士であり、生きづらさを抱える人々に対しグループワークを開くなど、社会的弱者の側に立った活動を一貫して続けている人格者。そんな藍子と博美の関係を知った獅子雄は、調査目的で藍子のもとを訪ねる。そこで獅子雄は、弁護士としても女性としても完璧な藍子に興味を抱く。