歌手矢沢永吉(70)が、12日に東京・日比谷野外大音楽堂で予定していたライブを、台風19号の影響で中止したことが10日、分かった。ホームページで発表した。

1976年(昭51)以来、43年ぶりの野音ライブで、今年9月14日で70歳になる矢沢にとって古希初のメモリアルライブになるはずだった。野音は矢沢にとって思い入れの強いコンサート会場だ。

75年にキャロルのラストコンサートを経てソロ活動を開始。全国ツアーの中で行ったのが、約1年ぶりとなる“野音凱旋(がいせん)ライブ”「ザ・スター・イン・ヒビヤ」(76年7月24日)だった。ライブの大成功によって「ソロシンガー矢沢」を世間に強く印象付けることができた。

同ライブは9月4日発売のアルバム「いつか、その日が来る日まで…」購入者を対象に無料で実施予定だった。