女優小芝風花(22)が主演するNHKドラマ「パラレル東京」の収録が10日、公開された。

ドラマはNHKスペシャル「体感・首都直下地震DAY1~DAY4」(12月2日から4夜連続)内で放送。首都直下地震が起きた東京のテレビ局が舞台で、小芝は入社4年目のスポーツコーナー担当のアナウンサー役。地震発生で急きょ、震災の報道に携わることになる。

小芝は役作りで、この夏からNHKの新人アナ教育を担当する中川緑アナウンサーにアナウンスレッスンを受けた。「アナウンサーってただ読むだけではなく、人に情報を正しく伝えることが一番大事。想像していたよりすごく難しかった。いろんなところに気を配らなくてはいけない。ドラマなのでお芝居も入ってくる。アナウンサーとして原稿を読むだけでも大変なのに、プラスお芝居が入るとどうなるんだろうという不安は取れなくて。家でもずっと練習して本番に臨んだら、周りの方が褒めてくださって、頑張って練習して良かったな、と思いました」と振り返った。

実際に起こる可能性が指摘される首都直下地震がテーマ。小芝は「台本を頂いてから怖いことばかりで、読んでも恐怖で涙が出る。私のアナウンサーとしての言葉1つで助かる命もあるし、もしかしたら犠牲になる緊張感もある。願うのはドラマの中だけであって欲しい」と現場の緊迫感を明かし「大きな震災を経験していないので、どうしても客観視してしまう。自分が被災者になる感覚を持てなかったんですけど、いつ自分が被災者になるかもしれない。毎日怖いです。今回の目標はこの恐怖心を視聴者の方にぶつけられるか」と話した。

また、共演の高橋克典(54)が緊迫して早口になるセリフについて「ものすごく苦労している。おじさんって早口に限界がある。54歳だから」と言うと、小芝は「え~っ」と、年齢に驚き絶句。高橋から「驚いちゃダメだよ、それが(記事の)タイトルになっちゃうから」と笑いながらアドバイスされた。伊藤淳史(35)も出席。