文芸春秋は11日、7日に肺炎で亡くなったイラストレーターの和田誠さん(享年83)が、1977年(昭52)5月12日号から担当してきた「週刊文春」の表紙について、2000回到達を機に17年7月27日号から続けてきた、過去の傑作選によるアンコール企画を継続すると発表した。和田誠事務所も、了解しているという。

「週刊文春」の加藤晃彦編集長は、同社を通じてコメントを発表。「『週刊文春』の表紙に、最低限の文字しかないのは、ひとえに、和田さんの絵の魅力あってのことです。毎週、読者の皆様が思わず手に取り、家庭に持って帰ることのできる、素晴らしい表紙を描き続けてくださいました。42年の長きにわたり、『週刊文春』と共に歩んでいただきましたことに、感謝申し上げます。本当にありがとうございました」と感謝した。