ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表が史上初の決勝トーナメント(T)進出を決めた13日のスコットランド戦で、日本テレビ系生中継(午後7時30分)の平均視聴率が、関東地区39・2%(関西地区37・2%)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。今年のスポーツ中継番組トップで、瞬間最高視聴率53・7%(同52・2%)という盛り上がりぶり。その影響を受けたNHK「いだてん~東京オリムピック噺」は大河ドラマワーストを更新する苦しい数字となった。

NHK大河「いだてん」(日曜午後8時)は、同時間帯に放送された日テレ系ラグビーW杯生中継の勢いに押されたとみられ、13日放送の第39回は関東地区の平均視聴率がビデオリサーチ調べで3・7%(関西地区4・1%)まで落ちてしまった。同作は最近、視聴率低調が続いており、8月25日放送で出した過去最低記録5・0%をさらに更新した。

また、13日のほかの裏番組ではテレビ朝日系「ポツンと一軒家2時間半SP」が関東地区で16・4%を記録して存在感を示した。フジテレビ系「ワールドカップバレーボール男子 日本×イラン」は5・9%、TBS系「UTAGE!」は5・5%、テレビ東京系「THE カラオケバトルスペシャル」が4・2%だった。