第92回米アカデミー賞国際長編映画賞(旧外国語映画賞)部門の日本代表に選ばれたアニメーション作品「天気の子」の全米初の上映会が18日、ロサンゼルス・ハリウッドで行われた。

新海誠監督も参加し、大勢のファンらと交流。19日の取材で「熱狂的に迎えてくれて、映画を作る幸せを感じた」と笑顔で話した。

今回はアニメフェスティバルでの上映。米国では、来年1月にアカデミー賞の最終候補が決まった後、一般公開される。四季の美しさを繊細に描く作風で知られる新海作品は米国でもファンが多く、最終候補入りに注目が集まっている。

「天気の子」は若者の恋愛物語を描く一方、気候変動が大きなテーマとなっており、上映後のファンからの質問は地球温暖化問題に集中した。

新海監督も「日本で最近夏ごとに大きな水害が続いていることが、作品作りの大きなきっかけとなった。僕たちは気候が変わり続けているのに関係ないふりをして生きているような気がする」と話し、問題への関心の高さを示した。

アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーによると、国際長編映画賞部門には93カ国・地域から代表作品が寄せられた。同アカデミーは最終候補を10本前後に絞り、来年2月9日の授賞式で受賞作品を発表する。(共同)