女優高岡早紀(46)主演のフジテレビ系連続ドラマ「リカ」(土曜午後11時40分)の第4話が26日に放送される。高岡にとって連ドラ主演は03年のフジテレビ系「真実一路」以来16年ぶり。

高岡が演じるのは経歴、現住所、年齢など全てを詐称する“永遠の28歳”の恋愛モンスター雨宮リカ役。第4話までの第1部で小池徹平(33)、第5話以降の第2部で大谷亮平(39)がターゲットになるサイコミステリー。

第4話では、花山病院の看護師長の藤鐘清美(安藤玉恵)が死亡した。警察は看護師長の小山内則子(池谷のぶえ)の転落事故も自分が仕組んだという藤鐘の遺書が残されていることから、藤鐘が小山内の人工呼吸装置を切った後に睡眠薬を飲んで自ら手首を切って自殺したと断定した。

副院長の大矢昌史(小池)は、何かの間違いだと警察に対して声を荒らげる。だが、院長で大矢の叔父の花山大次郎(西岡徳馬)は事件を穏便に済ませるように警察に頭を下げる。対立が決定的になった2人の様子を黙って見つめる雨宮リカ(高岡)。

さらにリカは、大次郎に相談を持ち掛ける。大矢が婚約者の佐藤真由美(山谷花純)からストーカー行為を受けて困っているから、助けてあげて欲しいと。大次郎に呼ばれ、病室を訪れた真由美とリカは初めて相対する。

一方、不信感が募った大矢は、リカが推薦状を書いてもらったという日本医師協会前会長に会いに行く。そして大次郎のいる特別病棟にやってきて、リカがいかに怪しいかを訴える。推薦状の捏造(ねつぞう)や経歴詐称に加え、今までの不可解な事件は、全部リカの計画的犯行だった可能性があると息巻く。「医療ミスをした自分の不正も含め、洗いざらい警察に打ち明け、雨宮リカの捜査を願い出るつもりです」と言い切る。

そんな必死な告白を聞いた後に大次郎は「確かに、推薦状を捏造(ねつぞう)したのは、許されることじゃない。だが、10代で両親を失い、自分の身ひとつで生きていくためには、うそをつかねばならないこともあるはずだ」とリカをかばう。そして「お前なんかに病院を任せられない。クビだ!」と、大矢に向かって言い放つ。2人の会話をひそかに聞いていたリカは「クビなんていけません!」と大次郎に懇願するが、大次郎は聞き入れようとしない。大次郎を見つめるリカの瞳が、怪しく大きく見開かれた。

そして第1部の衝撃のラスト。全く予想外の結末が待ち受ける。