ディーン・フジオカ(39)主演のフジテレビ系連続ドラマ「シャーロック」(月曜午後9時)の28日放送の第4話の視聴率が10・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが29日、分かった。前回の9・9%より0・7ポイント、アップした。

初回から12・8%、9・3%、9・9%だった。

アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズが原作。ディーンは犯罪捜査専門のコンサルタント誉獅子雄(ほまれ・ししお)役。バディを組む精神科医・若宮潤一を岩田剛典(30)、警視長捜査一課の警部・江藤礼二を佐々木蔵之介(51)が演じる。

第4話で、獅子雄(フジオカ)は、若宮(岩田典)とボクシングの試合を観戦。ボクシングのこととなると熱くなる獅子雄が飛ばすキツいやじに閉口する若宮は帰ろうとするが、獅子雄に無理やり引き留められウンザリ顔。

この日のメインイベントは、2階級制覇の世界チャンピオンである梶山裕太(矢野聖人)の初防衛をかけた注目の戦い。観客のボルテージも最高潮となる中、その時を迎えた。しかし、リングアナウンサーが派手にコールするも、梶山は一切姿を現さない。異様な状況に観客がどよめき始めると、梶山の急病による試合中止のアナウンスが。騒然とする観客席を後に、獅子雄は若宮の制止も聞かず梶山の選手控室へと入って行ってしまう。すぐに獅子雄は、梶山の急病はうそと見抜き、ボクシングジム会長の石橋卓也(金子ノブアキ)に梶山を出せと迫った。

その時、江藤(佐々木)が現れ、梶山の行方を捜していると言う。1時間ほど前に、近くの坂で、ある男性の遺体が発見され、付近で梶山が目撃されていたのだ。世界チャンピオンから一転して殺人事件の重要参考人となった梶山は一体どこへ消えたのか。そんな中、獅子雄は、梶山の控室に置かれたプレゼントの山の中に、女性物の傘を見つけ目を輝かせた。