3人組バンド「アリス」が26日、東京・日比谷野外音楽堂で、「ALICE・LIVE YELL 限りなき挑戦-OPEN GATE-」と題し、東京五輪・パラリンピックに向けたコンサートを開催した。

メンバーは開演前に取材に応じた。谷村新司(70)は「東京オリンピックに向けて頑張っているアスリート、コーチ、家族の挑戦に、我々がエールを送ろうと」と企画意図を説明。ラグビーW杯日本代表の活躍ぶりにも触れ「感動をもらいました。そのままの流れで(五輪に)突入するといいな」と期待を寄せた。

谷村、堀内孝雄(69)矢沢透(70)のアリス全員で209歳も、谷村は「今が一番いい音が出てる。3人でほめ合いながらやってます」と笑顔。「いい感じに熟してるアリスを見逃す手はない!」と元気いっぱいに語った。

ライブでは小雨ちらつく中、「明日への賛歌」「限りなき挑戦-OPEN GATE-」「チャンピオン」など全27曲を披露。谷村は「みんなのパワーで雨を押し返したいね」と、2500人の観客を盛り上げた。明日27日に70歳を迎える堀内は、バースデーケーキで祝福され「70歳は大事に生きていきたいと思います」。3人合わせて210歳を祝う特大ケーキも続けて登場。全員でろうそくを吹き消すと、ファンの歓声を浴びた。

トークコーナーには女子重量挙げの三宅宏実、パラリンピック女子アルペンスキー元日本代表の大日方邦子さんらも登場。三宅からアスリートの苦労を聞き、堀内は「もっともっと頑張らないとと思っちゃった」と刺激を受けたようす。谷村も「元気をもらいましたね」と振り返った。