24日膵臓(すいぞう)がんで亡くなった八千草薫さん出演のTBSドラマ「妻の座」(78年)、「夕やけ小やけでまだ日は暮れぬ」(92年)、「女の言い分」(94年)でプロデューサーを担当した石井ふく子氏が28日、故人をしのんだ。

「存在しているだけですてきな方でした。全身からふしぎな色気が感じられ、透明感があり、年齢を感じさせない方でした」と振り返った。「映画スターさんだったので、最初テレビにはご縁がなかったのが『日曜劇場』にご出演していただけて、うれしかったことを覚えています。それ以来テレビや舞台でお仕事させていただきました。やさしい心の中にしっかりと芯を持った方でした。日本の女性を象徴とするような美人女優さんで、和服がよくお似合いでした」とコメントした。