ディーン・フジオカ(39)主演のフジテレビ系連続ドラマ「シャーロック」(月曜午後9時)の4日放送の第5話の視聴率が9・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが5日、分かった。前回の10・6%より1・3ポイント、ダウンした。

初回から12・8%、9・3%、9・9、10・6%だった。

アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズが原作。ディーンは犯罪捜査専門のコンサルタント誉獅子雄(ほまれ・ししお)役。バディを組む精神科医・若宮潤一を岩田剛典(30)、警視長捜査一課の警部・江藤礼二を佐々木蔵之介(51)が演じる。

第5話で、若宮(岩田)が獅子雄(フジオカ)に文句を言っている。獅子雄は、同居しているくせに、家賃も生活費も一銭も払っていないのだ。まったく取り合わない獅子雄に手を焼いていると、そこに、江藤(佐々木)がやって来る。

今回も奇妙な事件だった。彼氏の留守中、部屋に入った女性からの110番通報で警察が駆けつけると、そこはスプラッター映画のような惨状。室内には大量の血液と破れたシャツ、凶器と思われる包丁などが残されていた。しかし、被害者が見当たらない。周辺の目撃証言や、運び出された痕跡もない。

部屋の持ち主、町田卓夫(永井大)を江藤と小暮クミコ(山田真歩)が取り調べるが本人は知らないの一点張り。さらに、町田は政治家の息子だったため、江藤は上層部から解放するよう指示されてしまう。なんとか町田の鼻を明かしたい江藤は、獅子雄をたきつける。「死体が歩いたのかも」と言う若宮の言葉を、獅子雄はあっさり否定。2人は“歩く死体”の謎に乗り出すことに。

現場に残されたシャツに、町田と同じ会社で働く乾貴之(葉山奨之)のイニシャルが確認された。貴之は2日前から行方不明で、家族から捜索願も出ている。江藤は、貴之の母・千沙子(若村麻由美)から、息子が町田のパワハラを受けていたことを聞く。社員たちはパワハラを否定するが、獅子雄は町田の不自然さを見逃さずにいた。