NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の7日に放送された第34回の平均視聴率が20・4%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、大阪で働くか信楽に戻るか迷いながら喜美子(戸田恵梨香)は、大阪に戻ってきた。出迎えた荒木荘の住人に喜美子は、これまでの出来事を話し、美術学校に通う夢を諦め荒木荘での仕事も辞めて実家に戻ることを告げた。翌日になりお世話になった人たちに別れのあいさつをすませたが、新聞記者のちや子(水野美紀)には会えずじまいだった。仕事を辞めて自暴自棄になったことを聞き、喜美子はちや子に手紙を書き、残していった。そして、信楽の実家での生活が始まった、という内容だった。