NHK上田良一会長が7日、都内の同局で定例会見を行った。NHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)に対して受信料の支払いを求める民事訴訟を東京地方裁判所に起こしたことについて、「NHKに対する業務妨害など、明らかな違法行為につては今後も毅然(きぜん)とした姿勢で臨み、適切に対応していく」と語った。

NHKは、参議院議員会館内の事務所の受信機1台について、8月、9月分の受信料4560円の支払いを求め、支払いがない場合は法的手続きを取る旨を通知をしていたが、期限までに支払いがなかったため、民事訴訟の提起に至った。立花氏は「契約は法律上の義務だからするが、支払いは別。受信料は踏み倒す。速やかに訴えてほしい」と公言している。

上田会長は「受信料の公平負担について、誤った認識を広めるような行為や発言についてはきちんと対応する」と、これまでの主張をあらためて語った。