天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」の祝賀式典が9日、東京・皇居前広場で行われ、各界を代表して女優芦田愛菜(15)や歌舞伎俳優松本白鸚(77)が祝辞を述べた。全国から集まった約3万人の観衆の前で、大役を果たした。

芦田は次世代を担う女優として選ばれた。着物姿で登壇すると「謹んで申しあげます。天皇陛下の御即位にあたり心よりお祝い申しあげます。また、このような記念すべき国民祭典にお招きあずかり、光栄に存じます」と祝辞を述べた。

松尾芭蕉「奥の細道」を読んで水に感心をもったという天皇陛下を「水を通して世界のさまざまな問題をとらえ、平和につながると知るにいたりました」とし、「私も大好きな読書で知識を得て、行動に移すことが大切だと考えるようになりました。どんなことでも思い立ったことは迷わず実行できるようになりたい。そう思っております」と続けた。