NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の13日に放送された第39回の平均視聴率が20・3%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、絵付けの仕事をするのに3年以上の修業が必要だと分かり、家族の世話や食堂の仕事で忙しい喜美子は無理だと分かり落胆した。そんな時、家にちや子(水野美紀)がやって来で近況を話し合った。ちや子は新聞記者を辞め雑誌の記者になったことを明かした。ちや子が今働いている仕事をいきいきと話す姿に、喜美子はやりたいことが見つかっても諦めないといけないことに涙し大声をあげて泣いた。その後、直子(桜庭ななみ)から絵付けの仕事のことを聞かれても「知らん」とこたえ、また、照子(大島優子)に会った際もはぐらかし、絵付けの仕事への未練を捨て去ろうとした、という内容だった。