三代目J SOUL BROTHERSが17日、福岡・ヤフオク!ドームで全国ドームツアー最終公演を行った。

4月から開始の4度目のドームツアーは、24公演で同一ツアーでは自己最多の115万人を動員。来年デビュー10周年を迎えるグループのさらなる成長を印象づけた。

アリーナに設置されたフロートに、イリュージョンのような形でメンバー7人がそれぞれ姿を現すと、3万8000人の大歓声がドームを包んだ。ボーカルの登坂広臣(32)が「心に刻もうぜ! ファイナル!!」と叫び、代表曲「R.Y.U.S.E.I.」や、動画アプリ「TikTok」で再生回数が1億回を超える人気の「Rat-tat-tat」では、ファンと一緒になって歌い踊って、盛り上げた。

さらには最終日とあって、NAOTO(36)がレギュラー出演するTBS系「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」の特番収録で、メンバーにはサプライズで会場内に潜んでいたブラックマヨネーズ小杉竜一(46)オードリー春日俊彰(40)らがステージに登場するなど、最後まで楽しませた。

昨年はEXILEなど兼任グループでの活動や、ソロ活動に専念。2年ぶりの本格活動では、成長と変化があったという。1年3カ月ぶりのシングル「Yes we are」(3月発売)は、岩田剛典(30)が「三代目にぴったり」とデモ曲を初めて持ち寄り、登坂と今市隆二(33)が初めて共作して作詞した。今回、アリーナ中央に長方形のセンターステージを設置したが、これもELLY(32)が「7人がよりよく見える形に」と提案した。今市は「個人でそれぞれが強くなって、グループを大切にしてきたんだと実感できました」と絆を深めた。

来年、LDHの6年に一度の祭典「LDH PERFECT YEAR」と、グループも結成10年の節目を迎える。小林直己(35)は「また新しい歴史をファンの皆さんと寄り添って作っていきたい。期待していてください」と話した。最後に岩田は「ばり、好いとうよ!」と博多弁でファンに感謝して締めくくった。【大友陽平】