ジャニーズの4人組アイドル「ふぉ~ゆ~」の初コンサート「Winter Paradise 2019 ~冬パラ~」の公開リハーサルを取材した。

多くの男性グループを擁するジャニーズ事務所において、「ふぉ~ゆ~」は苦労人と言えるだろう。メンバーは、リーダー福田悠太(33)辰巳雄大(32)越岡裕貴(33)松崎祐介(33)。松崎は自虐的に「ジャニーズの一般人」とも話していた。実際、メジャーデビューなきまま30歳を過ぎているが、舞台等では活躍してきた。

そんな「ふぉ~ゆ~」の初単独ロングランコンサートということで、公開リハーサルからかなりの熱が入っていた。舞台を主に活躍してきただけあって、公開舞台稽古さながらにその全てを公開した。コンサートの公開リハーサルはたいてい1、2曲の披露で、全体を公開するのは珍しい。少なくともこれまでに経験したことはなかった。

取材の事前説明では「MCはリハーサルなのでありません」だった。だが、このMC時間を使って、ちょうどその日の午後「M-1グランプリ」3回戦に挑戦する「つ~ゆ~」(福田&辰巳)の別バージョンも披露した。記憶が定かではないが、おそらく辰巳&松崎のコンビだった。

また、客席をあおるシーンでは取材陣に向かって「カメラも鉛筆も置いちゃって、一緒に盛り上がろうぜ~!」と全力で盛り上げていたし、客席に降りて練り歩くシーンも本番さながらの全力パフォーマンスを見せていた。その1つ1つから、このコンサートにかけるメンバーの熱い思いを感じた。少なくとも私には伝わった。

もうすぐ51歳になるおっさんにとって、一生懸命に頑張る姿は胸を打つものがある。応援したくなった。そんなことを言いながら、本番をチェックできていないのだが…。