俳優高橋克典(54)が25日放送のフジテレビ系連続ドラマ「シャーロック」(月曜午後9時)の第8話にゲスト出演する。高橋が演じるのは、主演のディーン・フジオカ(39)演じる犯罪捜査専門コンサルタント誉獅子雄(ほまれ・ししお)の異母兄で高級官僚の万亀雄(まきお)。

高橋は「『モンテ・クリスト伯』(18年4月期)の時にこのチームといい作品を作らせていただいたので、うれしいですね。スケジュール含めて難しいかなと思っていて、ディーンさんにもそんな連絡をしていたのですが、その2、3日後に出演の話が決まったので、本当にうれしかったです」。

演じるにあたっては「常に上から目線で獅子雄という弟をちょっとバカにしてはいるけれども肉親として愛している。でも親密さは出さず、怪しい人物であることと、敵対関係であることを意識しました。神経質で切れ者というキャラクターも大事にしながら、セリフが速いシーンもありますが、視聴者の方にわかりやすく、という思いで演じました」と話している。

アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズが原作。ディーンは犯罪捜査専門のコンサルタント誉獅子雄(ほまれ・ししお)役。バディを組む精神科医・若宮潤一を岩田剛典(30)、警視長捜査一課の警部・江藤礼二を佐々木蔵之介(51)が演じる。

第8話では、獅子雄(フジオカ)に江藤(佐々木)が、経産省のエリートを含む男性2人の心中事件の動機解明を依頼に来た。心中など現代には存在しないと関心を示さない獅子雄に、江藤は現場に残されていた2枚のライオンの写真を獅子雄に見せた。1枚はほえていて、もう1枚は死んでいる。

若宮(岩田)が、なぜライオンの写真なのかと疑問を投げると、江藤は「ライオンではなく“獅子”だ」と獅子雄をあおる。さらに、写真の裏には暗号らしき文面が書かれていることも伝え、獅子雄は事件解明に乗り出すことに。

発見された遺体は、経産省勤務の柴田雅樹(久保田悠来)と永田町のテーラーに勤務している三崎雄一(佐伯大地)。現場に残された写真と文面を読み解いた獅子雄は、あるビジネススクールに行き着く。獅子雄はこのビジネススクールの情報を得るために異母兄の万亀雄(高橋)と接触する。万亀雄は、情報を渡す代わりに、ある条件を提示する。そして、獅子雄は校長の安蘭世津子(長谷川京子)と面会する。