テレビ朝日の定例社長会見が26日、東京・六本木の同局で行われ、亀山慶二社長(60)が出席した。

本年度の年間視聴率は全日、ゴールデン、プライムなど全区分2位で推移。亀山社長は今年を振り返り「開局55周年の節目にテレビ朝日らしい多様なコンテンツを視聴者に届けるとともに、タイムテーブルの改善を進めた。ゴールデンとプライムは前年を上回る形で推移している」と総括した。

バラエティーは「10万円でできるかな」「帰れマンデー見っけ隊!!」「Qさま」が好調とし「良い縦流れができている」と評価。10月期はドラマ「相棒」や「ドクターX~外科医・大門未知子~」、「科捜研の女」が好調とし、「良い形で締めくくるとともに、東京五輪イヤーの2020年に向けて準備して参りたい」と述べた。

「報道ステーション」の好調について聞かれると、編成担当の西新取締役は「災害や事件事故が起こった時、真摯(しんし)に対応してニュースを伝え続けるという基本姿勢のもと少しずつ数字(視聴率)が上がってきているのかな」と分析。一方で金曜午後8時から9時に枠移動した「ミュージックステーション」は低調だが、「企画も生にこだわった演出などいろいろチャレンジしているところ。いち早く定着していただけるよう、頑張りたい。基本姿勢は変わっていません」と話した。