大阪・よしもと漫才劇場が5周年を迎え、その記念記者会見が2日、同劇場で行われた。

同劇場は14年12月1日に開館した。初年度の来場者数は19万人。昨年は30万人に達し、今年も好調で2年連続30万人を突破する見込み。

上方漫才協会会長の中田カウス(70)は「若手を何とかしたいという、岡本社長の肝いりで誕生しました。NSCを卒業して迷子にならないように」とあいさつした。

来年1月13日に第5回上方漫才協会大賞が大阪・なんばグランド花月で開催される。さらに、その受賞者が全国5大都市を回るツアーも発表された。カウスは「来年、チャンピオンがもう1組誕生し、そしてツアー」といい「都道府県に漫才劇場を作っていきたい。東京よしもとに漫才劇場が誕生する運びです」と今後について語った。

カウスは漫才劇場で活躍する芸人たちについて「いらない子はいない。みんな個性があって頑張っている」といい「大阪はみんなに心配される問題がなく、品のある若手が育っている」。

そのほか、「オシャレ&ダサい芸人ランキング」も新たに開催される。

会見には、よしもと漫才劇場のメンバーも出席。4日に行われるM-1グランプリ準決勝に出場するからし蓮根の杉本青空(そら、25)は「優勝の自信あります。ライバルはミルクボーイです」。第8回関西演芸しゃべくり話芸大賞で優勝したミルクボーイの内海崇(33)は「その勢いでいきたい」と意気込んだ。

東京・ヨシモト∞ホールメンバーから参加したEXITは29日にパシフィコ横浜で単独ライブを行う。兼近大樹(28)は「タピオカとともに来年消えると言われている。M-1は負けたからMステ目指したい」と笑わせた。