NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の3日に放送された第56回の平均視聴率が18・6%(関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、喜美子(戸田恵梨香)は、作陶する八郎(松下洸平)の姿を見て胸の高まりが止まらなかった。八郎から陶芸について教えてもらった喜美子は、時間がたつのも忘れるほど、その魅力にひかれていった。帰り道、喜美子は信作(林遣都)に会い、「お見合い大作戦」に誘われたが、気が乗らなかった。家に戻ると常治(北村一輝)がいら立った様子に、つい「お見合い大作戦」に参加することを口走ってしまった。しかしマツ(富田靖子)らの、お通夜みたいな状態は別の理由からだった。東京で働く直子(桜庭ななみ)から「モウイヤ」「モウダメ」「モウアカン」と切実な電報が届いているからだった、という内容だった。