ディーン・フジオカ(39)主演フジテレビ系連続ドラマ「シャーロック」(月曜午後9時)の2日放送第9話の視聴率が9・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが3日、分かった。前回の8・9%より1ポイント、アップした。

初回から12・8%、9・3%、9・9%、10・6%、9・3%、8・3%、9・9%、8・9%だった。

アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズが原作。ディーンは犯罪捜査専門のコンサルタント誉獅子雄(ほまれ・ししお)役。バディを組む精神科医・若宮潤一を岩田剛典(30)、警視長捜査一課の警部・江藤礼二を佐々木蔵之介(51)が演じる。

第9話で、謎の宿敵・守谷壬三につながっていた安蘭世津子(長谷川京子)に目の前で死なれた獅子雄(フジオカ)の衝撃は小さくなかった。そんな獅子雄を、若宮(岩田)、江藤(佐々木)は木暮クミコ(山田真歩)の誕生日をだしに外へ連れ出そうと計画。若宮はベッドで毛布に包まる獅子雄に声をかけるも断られるが、絶対に来いと先に出た。

若宮、江藤、クミコが集ったのは、とある有名イタリアンレストラン。獅子雄がなかなか来ないことにいら立つ若宮をよそに、ソムリエの加藤茂(田邊和也)に案内されて獅子雄がさっそうと登場、いつものように嫌みを告げながらオーダーへ。身銭を切る江藤は一番安いコースを促すが、獅子雄はアラカルトを頼みだす。ところが店の看板料理が用意できないと加藤に言われてしまう。

その時、加藤が個室の客、高津みずえ(遊井亮子)に呼ばれる。個室には料理評論家、大石万作(升毅)とカメラマンもいた。取材で来ているのに、看板料理がないことに不満をもらすみずえは、シェフの古賀智志(大友康平)が不在なのかと問うが、加藤は店の体制はいつもと同じだと答えた。大石も料理に文句をつけだすと、その声に、客の不破凛子(島かおり)、達彦(綾田俊樹)は不快な表情。別の客、中原聖子(峯村リエ)も、大石に声を落として欲しいと注意した。

ギスギスした店内で、若宮は盛り上がって来たと獅子雄をうかがう。予約も取りにくい有名店の味が変わり、名物料理が出せないのはなぜか。その謎を推理してみようと言う若宮。すると、獅子雄は、今日、店がオープンする前に異常事態が起こったと指摘した。