俳優梅宮辰夫さんが12日午前7時40分、慢性腎不全のため、神奈川県内の病院で死去した。81歳だった。

テレビ朝日系「やすらぎの刻~道」で共演した石坂浩二(78)が、所属事務所を通じてコメントを発表した。梅宮さんが石坂演じる菊村栄の元に突如現れる、亡き父の栄一役を演じており、これが遺作となった。石坂は「2カ月ほど前が『やすらぎの刻』の梅宮さんオールアップの日でした。梅宮さんは、私(栄)の父親の亡霊の役でした。お体の調子はあまりすぐれずつらそうに見えました。撮り終わって

『セリフをやっと覚えただけで芝居をやれなかった。これじゃダメダ。ワルカッタ…』。悔しそうでした」と振り返った。

さらに「昔ゴルフをご一緒させていただきました。『2人ともひどかったネェ』そうおっしゃってスタジオを去って行かれました。何もしてあげられず…ただ悲しくつらいばかりです。梅宮さん 立派に芝居になってました!!」と悼んだ。