演歌歌手北島三郎(83)が11月20日に足の指を骨折していたことが12日、分かった。

関係者によると、自宅で転倒し、翌日病院で全治2カ月と診断された。靴が履けないことや持病の頸椎(けいつい)症性脊髄症もあり、単独歩行は難しいが、けがに伴う仕事のキャンセルはないという。現在は、座りながらできる範囲で仕事を行っている。

北島はこの日、都内で行われたテレビ東京系大みそか音楽特番「第52回年忘れにっぽんの歌」(31日放送、午後4時)の収録に参加。ステージに立つことはなかったが、客席から出演者の熱唱に熱いエールを送っていた。

北島は「足の指を骨折してしまい、治るまでは立って歌うことは出来ないけど、元気で頑張ってるよ。みんなに心配してもらい申し訳ないが1日も早くステージに立てるようにしたいね」とコメント。司会の中山秀征、竹下景子、徳光和夫と並んで出演者の歌唱を見守り、「『年忘れにっぽんの歌』は何十年間ではじめて客席で見させてもらったが、皆迫力ある歌声でよかったよ」と振り返った。

「年忘れ-」は同局の年末恒例音楽特番で、日本の名曲を6時間にわたり放送する。石川さゆり、五木ひろし、加山雄三、島津亜矢、細川たかし、前川清、八代亜紀ら50組以上の歌手が出演する。