9部作の完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(20日公開)のメインキャスト、スタッフが12日、都内で会見した。第7作からヒロインを務めるデイジー・リドリー(27)は「出演が決まった直後は驚きが先に立ちました。その後は役者として数年間の安定雇用がうれしかった。そしていつの間にか、私の人生そのものになった気がします。最後と思うとあまりにも寂しいです」と振り返った。

オスカー・アイザック(39)は「いままで僕たちだけの秘密だった最後の作品が間もなく世界中の人たちに解放される。うれしいけど寂しい」。ジョン・ボイエガ(27)は「SWの大ファンで、その一員になれたことは幸せでした」とそれぞれに思いを明かした。

C-3PO役として42年前の第1作からただ1人全作に出演したアンソニー・ダニエルズ(73)は「ジョージ・ルーカスという天才との出会いに始まり、42年の間に3世代の俳優さんやスタッフと一緒に仕事をしてきました。その間にビデオ、DVD、配信と時代が移ってもSWは常に先端を走ってきた気がします。光栄な時間でした」と振り返った。

J・J・エイブラムス監督(53)は「亡くなったキャリー・フィッシャーはCGではなく、今回も生前の映像をそのまま使いました。彼女が映像の中で生き生きと演じる様子は僕にとっても感動的なことです。今回もカイロ・レンのマスクが割れたときに『金継ぎ』の技術を応用し、その騎士団には黒沢映画の雰囲気を反映しました」と、日本の影響も明かした。