11月8日に軽い脳梗塞を発症し、緊急入院した歌手加山雄三（82）が14日、都内でコンサートツアー復帰を果たし、集まったファン2150人に元気な歌声を届けた。

加山は「脳梗塞になって、無事にやり過ごしましたけど、後遺症もなく、何でもなかった。お騒がせして申し訳なかったです。何だか不思議ですね、脳梗塞って。消えるんですね。無くなっちゃったんですよね。何なんだろう」と語った。さらに「皆さんのおかげだと思います。応援してくれたおかげ。感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。

11月16日の埼玉・大宮公演と、同28日の札幌公演は延期となったが、11月19日の退院後、今月4日に声優に初挑戦した米映画「ジュマンジ　ネクスト・レベル」の会見やイベントなどの仕事をこなしてきた。ただ退院後の単独公演はこの日が初めて。会場では「夜空の星」「旅人よ」「君といつまでも」など27曲を、体調を考慮して着席スタイルを織り交ぜながら歌った。