俳優要潤(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~」(土曜午後11時40分)の14日放送の第2話の視聴率が16日、3・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と分かった。前回の3・4%より0・1ポイント、ダウンした。

名古屋地区は4・8%、関西地区は4・9%だった。

要が演じるのは、悪徳の汚名をものともせず、法外な報酬を取り、絶対勝訴のためにはどんな手でも使う、悪魔と呼ばれる弁護士・御子柴礼司。凶悪な犯罪の犯人の元少年Aという衝撃の過去を持っている。御子柴の事務所の事務員・日下部洋子をベッキー(35)が、対立する東京地検次席検事の岬恭平を津田寛治(54)が演じる。作家中山七里氏による弁護士御子柴礼司シリーズのドラマ化。

第2話で、御子柴(要)が、かつて日本中を震撼(しんかん)させた殺人事件「死体配達人事件」の元少年Aだと知り、動揺する洋子(ベッキー)。親友で記者のあすみ(玄理)は「絶対に許せない」と御子柴を調べ始める。

御子柴は「世田谷夫殺し」事件の被告人・津田亜季子(奥菜恵)が何かを隠していると確信していた。手がかりを求めて亜季子の生家があった福岡へ飛んだ御子柴は、かつて亜季子の主治医だった老医師・溝端(大林丈史)から、亜季子の幼少時代に家族が大きな悲劇に見舞われたことを聞き出す。その悲劇をきっかけに亜季子は記憶障害になったという。御子柴は「津田亜季子には別の症状もあったのでは」と疑問を持つ。

その頃、洋子はあすみと共に、ある人物を訪ねていた。御子柴がかつていた医療少年院の担当教官だった稲見武雄(勝野洋)だ。御子柴が、14歳の時に凶悪な犯罪を犯した死体配達人・園部信一郎なのではないかと稲見に聞くあすみ。だが、稲見は昔のことは忘れたと話を早々に切り上げる。洋子はあすみと別れ、1人で「自分は今、御子柴の事務所で働いている。本当の御子柴が知りたい」と問いかける。

福岡から戻った御子柴は、再び津田家を訪れる。いまだ、体調を崩し部屋にこもっている長女の美雪(豊嶋花)、なぜか御子柴に懐いた次女の倫子(本保佳音)、そんな孫娘たちを案じ亜季子の減刑を強く望む義父の要蔵(山田明郷)。全員と話し、御子柴の中でひとつの答えが導き出される。なぜ無職の夫・伸吾(渡辺慎一郎)は殺されたのか。そして亜季子は何を隠しているのか。いよいよ最終公判の幕が上がる。検事の岬(津田)と相対する御子柴は、衝撃の告白を始める。どんでん返しに次ぐどんでん返しの連続。衝撃のラストで真実が明らかになった。