ローリングストーンズのミック・ジャガー(76)、ロニー・ウッド(72)、キース・リチャーズ(76)、チャーリー・ワッツ(78)の4人のメンバーが来年、ニューアルバムをリリースすることを念頭に、アルバム制作に取り組んでいるという。

同バンドのギタリストであるウッドは英サン紙のインタビューで、「ニューアルバムはパズルみたいで、まだ、いろんな断片をつなぎ合わせる必要がある。2020年にリリースして、ワールドツアーも続けたいと思っている」と語った。

ストーンズは2016年、ブルース音楽のカバー曲を集めたスタジオ・アルバム「Blue & Lonesome」を発表。同アルバムは、発売と同時にチャートのトップに躍り出た。そして今、2005年のアルバム「ア・ビガー・バン」以来の新曲を集めたニューアルバムに、ファンの期待が高まっている。

今年4月、ジャガーの心臓弁置換手術により、北米ツアーの遅延を余儀なくされたストーンズだが、手術は成功し、ツアーを無事に再開。ジャガーは復帰後のインタビューで、ストーンズは今後のツアーで新たなサプライズを模索していると明かし、「ここ数年、そして今まで我々がやらなかったことに挑戦したい」と意欲を燃やしていた。

「70代になっても、若々しくいて欲しい」というファンの期待が、プレッシャーになっていると本音を明かしたこともあるジャガーだが、英音楽業界紙などの報道によると、ストーンズの関係者らは、同バンドが少なくとも、結成60周年を迎える2022年までは活動を続けると見ているようだ。(ニューヨーク=鹿目直子)