俳優要潤(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~」(土曜午後11時40分)の21日放送の第3話の視聴率が23日、3・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と分かった。前回の3・3%より0・1ポイント、ダウンした。

初回から3・4%、3・3%だった。

名古屋地区は4・6%、関西地区は4・4%だった。

要が演じるのは、悪徳の汚名をものともせず、法外な報酬を取り、絶対勝訴のためにはどんな手でも使う、悪魔と呼ばれる弁護士・御子柴礼司。凶悪な犯罪の犯人の元少年Aという衝撃の過去を持っている。御子柴の事務所の事務員・日下部洋子をベッキー(35)が、対立する東京地検次席検事の岬恭平を津田寛治(54)が演じる。作家中山七里氏による弁護士御子柴礼司シリーズのドラマ化。

第3話で、御子柴(要)が、かつて殺人を犯した元少年Aであることが世間に知れ渡る。当然のように巻き起こる非難の嵐。そんな中、御子柴は弁護した事件の被害者の母親に逆恨みされて、ナイフで刺されて大けがを負い入院を余儀なくされる。

そこへ、あるニュースが飛びこんでくる。医療少年院時代の担当教官・稲見武雄(勝野洋)が、入居する老人ホームで介護士の栃野守(小多田直樹)を殺害した容疑で逮捕されたというのだ。稲見は容疑を認めており、食事介助中の事件だったこともあり目撃者も多数いるという。テレビ画面に映る稲見をにらむように見つめる御子柴。その様子に洋子(ベッキー)は不安を抱く

そんな洋子の不安は的中する。御子柴は強引なやり口で再び弁護を国選弁護人の宝来(本村健太郎)から強奪。警察の面会室で、稲見と相対した御子柴は、間違いなく稲見が栃野を殺害したことを確信。有罪判決は免れない状況だった。

「教官、なぜそんなに落ち着いていられる。これはあんたの裁判だ。負ければ一生刑務所の中だぞ」

「俺は自分がしたことを受け入れるつもりだ。罪を逃れようなんて思っちゃいない」

「あいつは復讐(ふくしゅう)するつもりなんだ」

違法すれすれのやり口で弁護を奪われた宝来は、次席検事の岬(津田寛治)に御子柴の狙いを告げ口する。岬はそんな宝来を軽くいなすが、御子柴を法曹界から追い出すためのある策を宝来にアドバイスする。少年法に守られ、罰から逃れた御子柴を許すわけにはいかない。岬は再び、法廷に立つ決意を固める。今度こそ、御子柴に引導を渡すために。

そんな中、司法担当記者の稲葉あすみ(玄理)が、新たな情報を入手する。それは、御子柴がかつて医療少年院に入院していた時に、脱走騒ぎを起こしていたという事実だった。そしてその脱走を阻止したのが稲見だった。