オーストラリア・パース在住の元TBSアナウンサーでエッセイストの小島慶子(47)が、現地で起きている大規模な森林火災による家族の無事を報告するとともに「一日も早く鎮火しますよう、また被害に遭われた方々に適切な支援が行われるよう強く願います」とつづった。

オーストラリアと日本を行き来する生活を続けている小島は9日、ツイッターを更新し「『オーストラリアの森林火災の影響はないですか?』と多くの方にご心配を頂いております。有難うございます。私の家族が暮らす西オーストラリア州パースは今回の森林火災からは離れており、直接の影響はありません」と報告。「ただ、まだ夏は続きますので油断はできません。深刻な被害に胸を痛めております」と続けた。

今回の火災は前例のない規模で、気候変動との関連も指摘されている。小島は「温室効果ガス排出削減への取り組みの遅れが指摘されている同国が今後どのような政策転換をするのか、私も注目しています」とし、「地球のどこに住む人も、電気を使い、車に乗り、様々な工業製品なくしては生活できません。その大枠を変えることなくしては気候危機への対応は不可能です。化石燃料中心の生活を変えるべく政治や産業の意思決定を行っている人たちが決断と行動をしない限りは、気候の変動による自然災害は防げません」と問題提起した。

続けて「炎で赤く染まった空の映像は、それが『いつか』訪れる危機ではなく『いま』起きていることだと示しています」と警鐘を鳴らし、「命がけで消火活動に取り組む人々に心から敬意を表し、一日も早く鎮火しますよう、また被害に遭われた方々に適切な支援が行われるよう強く願います」とした。