歌手ジャスティン・ビーバー(25)が8日、ライム病と診断されたことをインスタグラムで発表した。

ライム病はダニ媒体によって感染する感染症で、治療しなければ心臓や神経に感染が広がり、頭痛や発熱、倦怠(けんたい)感、筋肉や関節痛、皮膚の腫れなどを伴うことで知られている。米疾病対策センターによると、米国では年間およそ30万人がライム病と診断されており、歌手アブリル・ラヴィーンも過去に闘病を告白している。投稿の中でビーバーは、自身の容姿についての批判や薬物使用を疑われたことをあげ、「そういう人たちは、僕が最近ライム病と診断されたことを分かっていない。それだけでなく、皮膚や脳の機能、活力や健康全般に影響する慢性疾患による深刻な症状を抱えていたことも」と語っている。

実際にどのような症状に苦しんでいるのかは明らかにしていないが、今月末からユーチューブで病状や闘病についてのドキュメンタリー動画を配信していく予定だとしている。17年夏に世界ツアーを途中でキャンセルして以来音楽活動を行っていないビーバーは、「ここ数年苦しんできたが、適切な治療を受けることでこれまで治療不可能だった病気を治療する助けになる」とコメント。今年は約4年ぶりとなる新アルバムのリリースを控えており、「復帰して、これまでより良くなる」と語り、久々の表舞台への復帰を目指している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)