俳優要潤(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~」(土曜午後11時40分)の11日放送の第6話の視聴率が14日、2・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と分かった。

初回から3・4%、3・3%、3・2%、2・1%、2・9%だった。

名古屋地区は5・9%、関西地区は5・2%だった。

要が演じるのは、悪徳の汚名をものともせず、法外な報酬を取り、絶対勝訴のためにはどんな手でも使う、悪魔と呼ばれる弁護士・御子柴礼司。凶悪な犯罪の犯人の元少年Aという衝撃の過去を持っている。御子柴の事務所の事務員・日下部洋子をベッキー(35)が、対立する東京地検次席検事の岬恭平を津田寛治(54)が演じる。作家中山七里氏による弁護士御子柴礼司シリーズのドラマ化。

第6話で、1人の女性が御子柴(要)の事務所を訪れる。薦田梓(森脇英理子)は、御子柴が事件を起こしてから30年以上会っていなかった妹だった。梓は母・郁美(浅野温子)が殺人容疑で逮捕されたと告げる。

郁美には再婚した成沢拓馬(市山貴章)を自殺に見せかけて殺害した疑いがかけられていた。弁護してほしいという梓を冷たくあしらおうとする御子柴。だが梓は「拒否する権利なんてない。ちょっとは罪滅ぼししなさいよ」と言い放ち事務所を出ていく。

拘置所で郁美と対面する御子柴。再会を喜ぶ母に対し、御子柴はただの弁護人という態度を崩そうとしない。「私はやっていない」と訴える郁美だが、状況は最悪。資産家である成沢は自宅で首をつった状態で発見されたが、鑑識の結果不審な状況証拠が次々見つかる。縄には郁美の皮膚片、遺書の署名部分はカーボン紙のインク、遺体から検出された多量のアルコール…。子供がいない成沢の遺産はすべて郁美に相続される。すべての状況が郁美の犯行を裏付けている。果たして郁美は本当に無実なのか。

その頃、検事の岬(津田)は事件現場を訪れていた。今度こそ御子柴を法曹界から抹殺するため、細かな証拠を集める岬。そこである驚愕(きょうがく)の事実に気が付く。

いよいよ始まる「大田区資産家殺人事件」の初公判。御子柴はまだ気付いていなかった。この裁判が御子柴を、そして家族を再び地獄に引きずり込むことになった。