俳優竹内涼真(26)主演のTBS系ドラマ「テセウスの船」(日曜午後9時)の第1話が19日に放送され、平均視聴率が11・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが20日、分かった。

同ドラマは、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)連載の東元俊哉氏による同名漫画の実写ドラマ化作。竹内演じる主人公の田村心が、警察官の父親(鈴木亮平)が起こした連続殺人事件の謎を追い、事件直前にタイムスリップし、過去を変えるタブーに挑む本格ミステリー。

第1話の内容は、生まれる前に父・佐野文吾(鈴木亮平)が殺人犯として逮捕された主人公・田村心(竹内涼真)は、母・佐野和子(栄倉奈々)と姉兄とともに、加害者家族として世間からの厳しい視線を浴び、暗闇の中を生きてきた。

人目を気にして笑うことも許されなかった人生。しかし、心の過去を受け入れ、いつも励まし支えてくれる最愛の妻・田村由紀(上野樹里)から、自分の父親を信じてみてと言われ、心は父に向き合う決意をする。

そんな時、父が逮捕された事件の現場となった村を訪れた心は、突然、事件直前の平成元年にタイムスリップしてしまう。

そして、心はそこで生まれて初めて父・文吾と31年前の母・和子に出会うのだった。過去で出会った家族は優しさと笑顔があふれる愛すべき者たちだった。父・文吾はなぜ殺人犯になったのか? 本当に事件の犯人なのか?心は過去の世界で、父・文吾の起こす事件の謎を解明し、事件を阻止して過去を変えようと立ち向かう。