生田斗真(35)が26日、都内で行われた「劇団☆新感線」の本公演「いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』」(2月15日からTBS赤坂ACTシアターで東京公演)の記者会見に出席した。同作に主演し、源義経になりすます男を演じる。

既に昨年3月4月まで、大阪、金沢、長野で上演していた。東京公演が令和初公演となる。生田は「昨年春公演で大阪、金沢、松本とまわってまいりました。たくさんのお客さんに喜んでいただけたな、という実感を持ったまま今日を迎えております」と振り返り、「今回の令和版『偽義経』は、さらにクオリティーの上がった状態で見ていただけるんじゃないかな、と思います。楽しみにしていただけたらと思っています」と呼びかけた。

この日は、キャストたちとともに、座長の生田が手がけた同じシャツ姿で登場した。「チームワークを上げる意味もあってシャツを作りました。りょう様の旦那様のBRAHMANのTOSHI-LOW様がこういうグッズを作っていて。TOSHI-LOWさんに『パクっていいですか?』って聞きました」と経緯を明かした。

共演のりょう(46)は生田について「すばらしい座長。全体を見てらっしゃるので、こうやったらもっといいんじゃないかとか伝えてくださいますし、本当に頼りになる。バカとは言いませんけど、とてもチャーミングな方」と絶賛した。弟役を演じるジャニーズ事務所の後輩、中山優馬(26)は「会見に今日出てくる前に、斗真くんがこのシャツをコロコロして(毛玉を取って)くださったんですよ。だからきれいなシャツで出てくることができました。たくさんアドバイスいただきました。いい兄貴でいい座長でいい先輩です」と笑顔で明かした。

また、同作で舞台初出演となった藤原さくら(24)は、劇中で歌唱シーンもある。「歌がカギになっている作品。(昨年より)歌が増えたり、新しい試みもありますので、精いっぱい歌わせていただきたいと思います」と意気込んだ。

また、明日22日に同時CDデビューを果たすジャニーズ事務所の後輩、SixTONESとSnow Manについて、生田は「昔から頑張っている連中。勢いあって、ガツガツしてて。どんどん行っちゃえ! って思います」とエールを送った。

2グループと同世代の中山が「ガッツリ同世代で、頑張っていたのも見てきました」と話すと、生田から「デビュー曲は『ユメタマゴ』だっけ?」とイジられた。同曲は中山のユニットNYCの3枚目シングル。中山は「それは俺の前の曲だから! イジらんといて!」とツッコみ、笑いを誘っていた。

同作は源平時代、源義経が奥州にかくまわれていたという史実をベースにした時代劇。誤って遮那王牛若(源義経)を死なせてしまった奥華玄九郎国衡(生田)は、周囲と口裏を合わせて源義経になりすますことになる。笑いあり、殺陣やアクションありの作品。4月4日からは福岡公演も上演。