歌手で俳優の福山雅治(50)が21日、都内で、プレゼンターを務めるNHK「ホットスポット 最後の楽園」(初回26日午後9時放送、5月までに全5回放送)の会見を、ナレーションを担当する桑子真帆アナウンサーと行った。

11年に第1シリーズが放送され、今回は第3シリーズ。初回はカリブ海が舞台。かつて巨大隕石(いんせき)が落下し、恐竜の絶滅を引き起こす引き金となったとされる場所。

福山は「第1シリーズは視聴者と同じ目線だったが第2シリーズあたりから取材者の目線も足され、第3シリーズで取材者の立ち位置がより色濃くなった」と説明した。初回ではジンベエザメと一緒に泳いだり、海に浮かぶカツオの卵も食べた。「どんどん過酷になっている。2時間ぐらいかけて小さいボートで行ってジンベエザメのいる場に行きましたが、船酔いしました。三半規管をやられて数秒できました。その後、ジンベエザメと同じもの(カツオの卵)を食べることできた」と明かした。

また、番組を通じ「自然と人間の共生する難しさとか、人間が地球上に生活できるのは自然の恩恵があってこそ。生き物や自然に対する畏敬の念をもち、愛情を強く持つことができるようになった」と語った。さらに「過酷な環境で生きる生き物の命をいただいて生活し繁栄している人間。もっと自然のことを知らないといけない」と続けた。

会見の終盤にはジンベエザメの撮影についてあらためて語り、「一緒の映像におさめることができたのは印象的だった」と笑顔を見せていた。