民放連の大久保好男会長(69=日本テレビ)が23日、都内で定例会見に出席した。

今年最初の会見となり、大久保会長は年頭あいさつを行った。半年後に東京五輪・パラリンピックの開催を控え「民放は、NHKと協力してこの一大イベントを放送していく。4Kや配信など技術革新の成果を取り込みながら、オリンピック、パラリンピックのすばらしさを伝え、併せて日本の魅力を世界に発信していけたらと念願している」と意気込みを語った。

また、テレビ業界全体の広告収入の落ち込みに触れ「信頼されるメディア、広告媒体として放送の価値を広告主の皆さんに再認識してもらい、広告の需要を掘り起こすことが重要」とし、「デジタル技術の進展で、経済社会が根底から変わりつつある。こうした時代の変化に放送事業者としても迅速、適切に時代の変化に対応していくことが重要。1つでも多くの成果出せるように、引き続き頑張っていきたい」と述べた。

またNHKは昨日22日、東京五輪の中継予定種目を発表した。大久保会長は「民放の方もまもなく発表と聞いている」とし、「民放はNHKと協力しながら総力を挙げて熱戦の模様を放送する。あらゆる担当者が一丸となって準備を進めている」と話した。