24日にスタートする女優水原希子(29)主演のHuluのオリジナルドラマ「ブラを捨て旅に出よう~水原希子の世界一周ひとり旅~」(毎週金曜配信、全6回)の制作発表が23日、東京・原宿のエコファームカフェ632で行われた。

旅作家歩りえこ(38)が5大陸90カ国を旅した、同名の旅行記を原案にしている。ドラマでは昨年10月初旬からトータル2カ月近くかけて中国、ベトナム、インド、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、トルコの7カ国を巡った。

ブルーとベージュのボディーラインがくっきりと表れたミニワンピース姿の水原は「歩りえこさんが世界中を旅した紀行エッセーからインスピレーションを受けて、共感してタイトルをいただきました」と笑顔を見せた。「半分ドキュメンタリーで、半分ドラマ。共演者はプロではなく、世界各地の現地の方々。パッションがあれば、言葉が分からなくても、ボディーランゲージで伝わる。人間ってすごいなと思いました。この旅行中、1回も体を壊しませんでした。自分でもすごいと思う、アドレナリンが出ていたんでしょうね」と振り返った。

水原が最初に行ったのは中国の成都。「成都を選んだのは、中国の友達が、成都が盛り上がっていると教えてくれたから。若者が活気があるというので、ぜひ行きたいと思いました。あと、中華圏で私が1番人気のスポットだと聞いていたので、確かめなければいけないという、浮かれ気分で行って来ました」と笑った。

成都では、現地の人たちと踊った。「言葉が通じなくても、踊ると楽しい。踊る予定はなかったんですが。突然、一緒に踊ろうよと。人間って、こうだよな。うれしいことがあると、みんなでわいわいするんだよなと思った。異言語でコミュニケーションをとるのは楽しいなと思いました」と振り返った。

ベトナムでは水上マーケットに行った。「フォーも食べましたが、フーが本当においしかった。衝撃的でした。あと、アオザイも着られてうれしかったです」。

行く前は想像がつかなかったというインドには魅了された。「行ったら、一瞬で好きになりました。道の真ん中に牛がいたり、猿がいて、全てが共存している。女性がサリーを着て歩いていて、目が離せなくなって、自分のサリーが欲しくなりました。たくさんサリーを買っちゃいました」。

ガンジス川にも入った。「ガンジス川が生活の一部になっていました。水浴をした後に、せっけんを持っていってひとっ風呂浴びている。飲み水にもしている。現地の人にとっては、聖なる川。本当に神秘的でした。インドは、もっと知りたいと思う。はまっちゃいました。とにかくテンションが上がった。また行きたいと思います」と話した。

結婚観も変わった。「イスラム圏のウズベキスタンで、同世代の友達ができました。一緒に話していて、イスラム教の国では、結婚は家族同士のものだと知りました。お見合いがほとんどで、離婚は少ない。私は自由に恋愛をして、結婚もしたくはないと思っていました。でも、結婚ってそういう意味もあるんだと知って、結婚観が変わりました」と話した。

3年前に独立して、自分の事務所を作った。「今年、30歳になるんですけど、29歳で大きな冒険ができた。この旅に出る前は、頑張りたくても、アメリカのオーディションを受けるのに恥をかくんじゃないかと思ってしまう自分がいた。この旅に行って、言葉を取り繕うよりパッション、心だなと思った。恥とか取っ払ってぶつかればいいと気がついた。実際、行ってみなければ分からない。ネットで見る情報とは違う。いい経験になりました」と話した。

26日まで、東京・原宿のエコファームカフェ362で「ブラを捨てー」のオリジナルメニューなどの“コラボカフェ”実施中。