俳優山田裕貴(29)の活躍がめざましい。映画「クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」(京極尚彦監督、4月24日公開)にゲスト声優として出演することをはじめ、次々とドラマや映画、テレビ番組に出演を続けている。

何度かインタビューをする機会があったが、快進撃を続ける理由がはっきりと理解できる。話をしてみると、自然体で人柄の良さがにじみ出て、瞬く間にファンになってしまうような魅力があるのだ。

最初にインタビューをした際、役の幅の広さから「カメレオン俳優」とも言われることもあり、どこかつかみどころのない気難しいところがあるのかと思っていた。しかし、そんな不安を払拭(ふっしょく)するように、少年のように目を輝かせながら次々に質問に答えてくれる。記者という職業柄、キャッチーなひとことが欲しいと思っていると、ちゃんと見出しになるようなひとことも織り交ぜてくれるところもさすがだ。

それは取材対応だけでなく、俳優としての仕事現場でも同じだという。一緒に仕事をしたことある現場のスタッフも「サービス精神も旺盛で、仕事しやすい」と絶賛する。俳優としての実力に加え、抜群の人柄。今後も快進撃が続いていきそうだ。