中井貴一(58)佐々木蔵之介(51)広末涼子(39)が25日、京都・平安神宮で、映画「嘘八百 京町ロワイヤル」(武正晴監督、31日公開)の大ヒット祈願イベントに出席した。

京都出身の佐々木は「地元でのイベントがうれしい」と喜び「このまま凍え死んでも大丈夫」と笑わせた。中井は「蔵之介だけいい感じに終わってる。僕も凍え死んでもいいです」と会場を盛り上げた。

映画は中井と佐々木のダブル主演。さえないままの目利き古美術商を中井が、いまだにくすぶったままの腕利き陶芸家を佐々木が演じる。第1作目は大阪・堺市が舞台だった。佐々木は「まさか続きがあるとは思っていなかった」。

広末は父の形見の茶わんをだまし取られた着物美人を演じている。「着物で背筋を伸ばして和装の所作で、女優としても女性としても幸せ」。京都の女性らしく「はんなり」を出せるよう勉強しながら演技をしていたという。

イベントには、オープニングでダンスを披露した京都学生祭典実行委員会のメンバーと、宮川町の舞妓(まいこ)も参加した。舞妓(まいこ)が「おおきに」とあいさつすると、中井は「もう死んでもいい」と繰り返した。

映画は1年前に京都で撮影。中井は「とにかく地元密着型。京都で当たらなかったら、どこでも当たりません」。広末は「京都の魅力が満載。地元から応援していただけたらうれしい」と、イベントに集まったファンに呼びかけた。