「闘う歌姫」が田子ノ浦部屋に所属する力士らを激励した。

極真空手の全日本チャンピオンで鹿児島県出身の歌手・前田瑠美が26日、東京ドームホテル(東京都文京区)で行われた田子ノ浦部屋初場所千秋楽祝賀会で得意の瓦割りなどを披露。オリジナル曲も熱唱し、会場は来場所に向けて1つになった。

元稀勢の里の荒磯親方のあいさつ後に登場した前田は空手の演武から始まり、型、板割り、バット折りなどを決めた。華麗な決め技に、会場からは思わず歓声があがった。

演武後には昨年リリースした新曲「チェスト鹿児島」を歌い上げた。「チェスト」は鹿児島弁で「気張れ」という意味。曲中の歌詞を替えて、「チェストいけいけ田子ノ浦」と歌い上げた前田に続き、周りも拳を上げて参加し、会場は大いに盛り上がりを見せた。

最後は関脇高安の活躍を願い、瓦18枚割りに挑戦した前田。瓦は見事に割れ、ステージを締めくくった。前田は「会場の皆様に楽しかったとご好評頂きました」と満足そうな様子だった。