「M-1グランプリ2019」で第15代王者に輝いたミルクボーイが28日、都内で行われたケロッグ公式応援サポーター就任式に出席した。

2人は昨年のM-1決勝で「コーンフレークネタ」を披露し歴代最高点を記録した。ネタを受けて同商品を販売するケロッグ社が、直後からツイッターで「コーンフロスティ1年分をプレゼントしたいと思います」と投稿していた。

2人は、母親が好きな朝食のメニューを忘れてしまい、それがコーンフレークかコーンフレークではないかを掛け合う漫才で歴代最高得点をたたき出した。

この漫才の影響でコーンフレークがSNSで話題沸騰となり、実際に売り切れが続出する店頭も出た。

“ケロッグ”社会現象を起こしたことで、今回、ミルクボーイが正式に同社からオファーを受けて「公式応援サポーター」に就任した。就任式では、ネタにも登場する「腕組んでるトラ」のキャラクター、トニー・ザ・タイガーから公式応援サポーターの証しである深紅のスカーフが授与された。

ネタの中では「人生最後の食事がこれでいいわけない」「生産者さんの顔が浮かばない」などコーンフレーク批判を展開していたが、群馬・高崎市の工場から直送された出来たてコーンフレークを食べると、2人は「ホンマにうまい!」とおいしさに感激。「人生最後でも?」と司会者から振られると、内海崇(34)は「食べられます!」。駒場孝(33)も「晩ごはんでも食べられます!」と大満足だった。

◆ミルクボーイ 大阪芸大の落語研究会で知り合った内海崇(34)と駒場孝(33)が07年に結成した漫才コンビ。初めて決勝に進出した今月22日の「M-1グランプリ2019」では1回戦で歴代最高の681点をマーク。優勝決定戦では7人の審査員投票で6票を集め、5040組の頂点に立った。所属は吉本興業で大阪を中心に活動。