女優真木よう子(37)が5日、都内で、主演するNHKBSプレミアム「ファーストラヴ」(22日午後9時)の会見に、共演の上白石萌歌(22)と出席した。公認心理師が父を殺したとされる女子大生と向き合い、心の闇をひもとく姿を描く。18年7月に直木賞を受賞した島本理生さんの小説が原作。

真木は「原作を読まない主義なんです。読むと脚本にケチをつけたくなるというか『これはそうじゃない』となってしまいがちなので」と、脚本だけ読んで演じたと紹介。脚本を読み「女性なら全員、どこかに必ず共感ができる。女性が救われて次のステップに導く役だったので挑戦したいと思った」と続けた。

上白石は父を殺した設定を演じた。「撮影前に実際に法廷を見て、肉眼で手錠をかけられている人を初めて見て身震いしました。そこで繰り広げられる空気感を肌で感じて撮影に臨みました。今回の作品では非常に学びが多かったです。知識が増えました」と役作りの様子を紹介した。