プロ野球南海(現ソフトバンク)で捕手兼任監督を務め、ヤクルト、阪神、楽天でも指揮を執った野村克也(のむら・かつや)さんが11日午前3時半、虚血性心不全のため死去した。84歳だった。

   ◇   ◇   ◇

野村さんと同じ事務所に所属し、親交のあった演歌歌手細川たかし(69)は「人生の偉大な先輩であり、また日本球界を牽引してこられた野村克也様に心よりご冥福をお祈り致します」と追悼のコメントを発表した。

野村さんは昨年5月に行われた細川の新弟子、彩青(りゅうせい=17)のデビューイベントに駆けつけ、「(細川という)夢も近くにいるし、環境に恵まれている。期待してますし、陰ながら応援しています」とエールを送っていた。細川は「監督には弟子の杜このみ、彩青をデビューから可愛がってもらい本当にありがとうございました。感謝申し上げます」と感謝の思いをつづった。