ビジュアル系ロックバンド、ディル・アン・グレイが9日(日本時間10日)、フランス・パリのエリース・モンマルトルで欧州ツアーのファイナル公演を行った。

アジアを中心に猛威をふるう新型コロナウイルスのまん延を受けて、メンバー、スタッフ全員がマスク着用の“厳戒態勢”でパリのシャルルドゴール国際空港に到着。ところが、満員の聴衆を集めたライブではマスクをしている人は皆無。パリっ子たちの熱烈な声援を受け、ダブルアンコールまで盛り上がりを見せた。

ギタリストの薫は「ツアーを途絶えさせないためにコロナに限らずウイルス全体に気をつけたんですが、街中でマスクを着けていると逆に変な目で見られましたね」と苦笑いしていた。