元欅坂46の女優今泉佑唯(21)が14日、東京・新宿の花園神社で行われた主演舞台「あずみ~戦国編~」(3月14日初日、東京・Bunkamuraシアターコクーン)公演成功祈願会見に出席した。

映画では上戸彩、舞台では黒木メイサや元AKB48川栄李奈が主演してきた作品。今泉は「歴代でそうそうたる方々が演じていらっしゃるので不安もありますし、会社からの圧がすごくてプレッシャーもあるんですけど、携わってくださるみんなで新しい『あずみ』を作っていければと思います」と意気込んだ。

演出の岡村俊一氏からは、「今泉はアイドルグループから1人飛び立った子です。芸能界への荒波で生きていくということをあずみに重ね合わせて、新たな共感を生むんではないか」と推測。

さらに「今泉は背がちっちゃいんですけど、舞台で見ると、ちっちゃいことが利になる。本当に少女というか、すごくかわいらしい子供に見える」と話し、「殺陣は歴代で一番うまいです。とんでもなくうまい。すごいスピーディー。腕力が強いのかな」と絶賛した。

昨年2月から上演の「熱海殺人事件」で欅坂46卒業後初舞台を踏んだ。「前回はグループを卒業して初で、本当に何も分からなくて、稽古の段階で精神的にやられてしまって、ご迷惑をおかけしたんですけど、舞台に立ってみたら考え方が変わって、お芝居をするってこんなに楽しいんだって気付きました」と振り返った。「だから今回、2回目の舞台をやらせていただいて、うれしい気持ちでいっぱいです」と喜んだ。

「熱海殺人事件」で今泉と共演した味方良介からは「当時はこんなに小さかった子が、大きくなって成長したと親目線で思っています。今回は座長としてどう立ち回っていくか、責任を乗り越えた時に女優として一番大きくなれるんじゃないかと思います」と激励された。今泉と初共演の瀬戸利樹(24)は「今泉さんは小さいんですけど、刀を交えている時にはすごく大きく感じます。負けないように、まだまだ未熟者ですがよろしくお願いします」とあいさつした。

この日はバレンタインデーで、今泉は報道陣にチョコを渡した。「学生の頃は、張り切って結構チョコを作ったりしていました」と明かしたが、小考して「うそです。やっぱり作っていませんでした」と告白。「お母さんに作ってもらったりとか、買ったチョコを欠けさせたりして、手作り感を出して、みんなに渡していました」と笑った。