歌手吉田ひろき(37)が14日、昨年9月にリリースしたセカンドシングル「石段」の発売記念ミニライブをイオンモール佐野新都市(栃木県佐野市)で行った。訪れた約120人のファンを甘いマスクとしっとりとした歌声で魅了した。

吉田は東京芸術大学声楽科卒業後、地元愛知県の高校で音楽教師を3年間務めた異色の経歴の持ち主。長身を生かし、モデルやタレントの経験もあり、岡崎市のPR観光事業「グレート家康公『葵』武将隊」の榊原康政役を務めたことから“歌う武将”としても注目を浴びている。

2作目となる「石段」はそのタイトルに運命めいたものを感じているという吉田。「石段のように1歩1歩歌手としてステップアップしたい」と歌手として曲とともに成長を誓った。また同作は「今恋愛を頑張っている方への応援ソングに、年配の方には懐かしさを感じるような曲。世代を問わず美しい歌詞をもっともっとじっくり味わってもらいたい」と自信をのぞかせる。

「一体感を楽しめた」というステージではたくさんの声援が飛び交い、ファンの応援を感じたステージとなった。吉田は「サードシングルを早く出せたらいいなというのが望みのひとつ」と早くも次作に思いをはせた。