吉高由里子(31)主演の日本テレビ系連続ドラマ「知らなくていいコト」(水曜午後10時)の19日に放送された第7話の平均視聴率が9・5%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べでわかった。

第1話は9・4%、第2話は8・9%、第3話は10・3%、第4話は9・1%、第5話は8・7%、第6話は8・4%だった。

吉高演じる真壁ケイトは、一流週刊誌“週刊イースト”の特集班記者。シングルマザーとしてケイトを育て上げた秋吉久美子演じる映画翻訳家の母・杏南が、ケイトの父親はハリウッドスター“キアヌ・リーブス”だといって他界する。社会の真実を暴きつつ、母の残した謎の言葉に翻弄(ほんろう)される。大石静のオリジナル脚本で送るお仕事系ヒューマンドラマだ。連載班の後輩で恋人の野中春樹を重岡大毅(ジャニーズWEST)、編集長の岩谷進を佐々木蔵之介、動物カメラマンでケイトの元カレの尾高由一郎を柄本佑、謎の自転車屋乃十阿徹を小林薫がそれぞれ演じる。

第7話で尾高も自分と同じ気持ちだと知ったケイトは、不倫を追う立場でありながら道ならぬ恋に引かれることに罪悪感を抱く。翌日、高熱を出した黒川に代わりデスク代理に指名されたケイトは校了前日の編集部で激務に追われる。そんな中で編集部には次々とトラブルが発生する。

マネジャーのどう喝を記事にされた演歌歌手(小沢真珠)が殴り込みに訪れ、右トップを飾る予定だった政治記事の告発者が突然掲載の撤回を要求しスクープ記事が飛ぶピンチ。

連載を抱える大物作家の接待に駆り出された岩谷が不在の中、編集部は一丸となってトラブル解決に駆け回る。一方、岩谷は気難しい作家との食事会を盛り上げると後を連載班に任せて急いで編集部へ向かう。さらに、疲労と活気と混乱が渦巻く編集部には、不倫報道を巡ってケイトに恨みを抱いた人物が刃物を手に近づき、ケイトを刺す。さらにケイトを守ろうとした尾高も刺される。2人は救急搬送され、一命を取り留める。

ケイトと尾高の関係に屈折した思いを抱く春樹は、ケイトの父が殺人犯・乃十阿徹であることを別の週刊誌記者相手に漏らしてしまう。