落語芸術協会(春風亭昇太会長)の新真打ち昇進会見が20日、都内で行われた。昔昔亭桃太郎門下の昔昔亭A太郎(41)、瀧川鯉昇門下の瀧川鯉八(38)、桂伸治門下の伸三あらため桂伸衛門(しんえもん=37)の3人。

A太郎は「2カ月前に師匠から『(三遊亭)円生を目指せ』と言われて迷っている。日舞を習って、タップダンスもやっている。アルファベット入りの真打ちは史上初めてだと思うので、立派な真打ちになりたい」。

鯉八は「真打ちに決まった時、思った以上にうれしかった。面白い落語を作って、世の中に出ていきたい」。

伸衛門は「古典を極めて、その後に余裕ができたら、新作もと思っています。真面目と言われるので、適当に楽しみながらやっていきたい。10年後には寄席で客を呼べる中心の落語家になりたい」と抱負を話した。

披露興行は東京・新宿の末広亭の5月上席(1~10日)から。