中居正広(47)は21日、都内で開いたジャニーズ事務所退所発表会見で、16年末に解散したSMAPメンバー間の「不仲説」に言及した。また会見は、バラエティー番組のごとく自身が仕切り、笑いをまじえて盛り上げた。

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中居正広は21日の会見を「社長」としてさっそく自ら仕切り、当意即妙なやりとりで会場を爆笑の渦に巻き込んだ。会見開始20分前に会見場入りし、後から入ってきた報道陣を自身で出迎えて驚かせた。その後「本番いきます。5秒前、4、3、2、1」と声を上げ、「ただ今より私、中居正広、退所ロングインタビューを開催したいと思います」とスタートさせた。

「質疑応答は時間がありますので1媒体5つまで」とボケをかまし、報道陣を笑わせた。新事務所の社名は「おとといできたんです…」。新事務所でやりたいことを聞かれ「やりたいことはない」と話した。

事務所同僚に退所報告したか問われると、報道番組に出演する人には伝えたとし、先輩の少年隊東山紀之のモノマネをしつつ東山の反応を紹介。その後一瞬沈黙すると「やってしまった」とぼう然とし「おれ、(TOKIOリーダー)城島(茂)君に言ってない。やばい。城島君、申し訳ない。忘れてた。ヒガシ君でいっぱいで、本当にごめん」とカメラに向け謝罪した。

また将来的な「新しい地図」の3人との共演の可能性を聞かれる中で「もしかしたら『Kis-My-Ft3』になるかもしれないし、『V7』になるかもしれない」。ただ、歌手としてのソロデビューには「限りなくゼロに近い。無理ですよ。マジで無理」と声に力を込めた。

中居は17年、振付師との真剣交際が報じられたことがある。ただ、自身の結婚については「全くありません。1ミリも。無理です。(自分が)人間的に欠落している部分を分かっていますので」と否定した。また、ファンについては「4、5年前のライブは半端なかった。『ワーッ』と。あの娘たちはどこに行った。全く見あたらない」と自虐ネタも。時折「フラッシュの点滅にはご注意ください」と書かれた札をかかげ、バラエティー色たっぷりの会見は約1時間50分行われた。