NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の21日に放送された第119回の平均視聴率が19・6%、22日放送の第120話が19・8%、24日放送の第121話が18・5%(いずれも関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出している。

あらすじは、八郎(松下洸平)が川原家に泊まることになり、喜美子(戸田恵梨香)が食事の準備をする間、武志(伊藤健太郎)と八郎は昔話で盛り上がった。するとそこに以前に辞めさせた弟子に2人が謝罪をしにやって来た。喜美子は謝罪を受け入れ、工房で穴窯をやっているという2人に惜しげもなく、焼く時間や穴窯などのノウハウを教えた。

ようやく親子3人で夕食を食べられると思いきや武志が気まずいと言い出し、信作を呼ぶことにした。喜美子は作業場に行き、八郎に他人行儀な態度をやめて普通にしようと提案し、自ら実践するために八郎をハグするが、逆に意識してしまった。その後、八郎は辞めてしまった陶芸への思いを喜美子に話した。聞いていた武志が2人の会話に割って入り、八郎がこれから先に進むために、八郎の新人賞を受賞した作品を壊した。その後、呼んだ信作も加わり武志の陶芸の話をしながら4人で夕食を食べた。翌日、喜美子は今、作品を作りたいとアンリとパリに行くことを断り、アンリは1人で工房を後にした。

喜美子が新しい作品作りをしている頃、信作(林遣都)は、福引き大会で温泉旅行を引き当てていた。百合子(福田麻由子)や子供たちを一緒に連れて行こうとしたが、父の忠信(マギー)から待ったをかけられた。自分も温泉に行く権利があると主張したが信作は認めなかった。すると百合子はこれまでの感謝から譲ろうと提案し、忠信夫妻が旅行に出かけることになった。承諾した信作は百合子と喫茶店の店番をすることになった。そして最初の客、敏春(本田大輔)がやって来た、という内容だった。